川崎市が横浜市に勝るものとは!?

川崎市の重油小売り

横浜市は、人、面積、経済、産業と、どのような面を切り取っても神奈川県では圧倒的な占有率を誇っています。
そこで、川崎市が横浜市よりも上位にあるものを商業の分野から調査してみました。

全ての商業で横浜市は他の市よりも圧倒的にトップでしたが、唯一川崎市が勝っているものがありました。それは、「重油小売の製品出荷額」です。

グラフは、重油を販売している神奈川県の主な市についてデータを抜粋したものです。
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平成28年経済センサス‐活動調査 確報集計よりデータを抜粋

京浜工業地帯を有する川崎市

川崎市は、関東地方の工業地帯の代表格、「京浜工業地帯」を有しています。
戦前戦後と日本経済の発展を支えてきた歴史があり、現在も鉄鋼や石油、化学、情報通信など、大企業の主要生産拠点が多く、JXTGエネルギーを始めとし、東亜石油や昭和シェル石油など、大手石油会社の本社もあります。

そして優れた技術を持つ多くの中小企業も川崎市に集結しています。
このような背景からも、石油の出荷額が横浜市を抜いてトップである所以がうかがわれます。