相続税への理解と、家族との深い絆を

タウンニュース連載記事 2022年7月29日(金)

「最近特に依頼が増えているという現状」

上記の件について、西山裕志税理士事務所に聞きました。

回答

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全国でセミナーや講演などを務め、本紙で連載コーナーを担当する西山税理士は、年間数十件の相続案件を扱う専門家。最近特に依頼が増えているという現状を聞いた。

相続相談で多いのは「相続税がどの位かかるのか」「誰にどう財産を分けたらいいか」「納税資金は足りるか」等。相続には様々な特例があり、要件を満たすか否かで相続税が大きく変わるという。しかしその仕組みを十分理解せず悪質な営業マンに節税対策にと高額不動産を買わされ、逆に多額の相続税を支払う羽目になった採決事例や判例も。

西山氏は「親から子孫への有効な生前贈与、実家の土地の有利な相続など、まず制度の把握を」と話す。

顧客の財産を守る税理士として、西山氏は「親子の絆も重要。たまには食事会をしたり、就職祝、結婚祝、出産祝、入学祝などを贈るのは嬉しいもの。住宅資金の他、教育資金や結婚・子育て資金の贈与制度を利用するのもアリです。子や孫の要望を機器援助するのも家族の喜びです」