今世の中を騒がしている㈱ジャニーズ事務所の株式はジャニー喜多川氏と姉の藤島メリー泰子氏が半数ずつ所有していたが、2019.7.9にジャニー喜多川氏が死亡し、2021.8.14に藤島メリー泰子氏が死亡して、現在メリー泰子氏の長女藤島ジュリー景子前社長が全株式を保有している。
ジュリー景子氏が相続した同社の株式と個人資産を合わせると1千億円超といわれる。
2023年9月に社長を引責辞任した後もジュリー景子氏が代表取締役にとどまったことについて、相続税を納税猶予する制度(事業承継税制)の適用を受けていたとされる。この制度は株式に係る相続税の全額を納税猶予できるが、申告期限から5年間は代表取締役でなければならない。もし、辞任すると納税猶予した相続税に利子税を足して税務署に支払わなければならない。
今回のジュリー景子代表取締役の辞任に伴いジャニー喜多川氏とメリー泰子氏の2つの相続に関する相続税の納税を迫られる。
ジャニーズ事務所の相続税納税猶予について
