ポイントは売上時の値引きか、利用時の割引きか

ポイントカード
「ポイント」を巡り三越・伊勢丹グループと国税局が2年に渡り攻防を繰り広げ、決着がついた。
三越・伊勢丹グループの「エムアイポイント」はグループの百貨店や提携店で買い物をすればポイントがもらえ各店舗で使用できる。
ポイントを付与する時、そのポイントに相当する金額は店が負担している。
この負担金には消費税が含まれるとして税務申告をしていたが、国税局は負担金には消費税が含まれないと判断した。

三越・伊勢丹グループの主張は、ポイントは買い物のときに「値引き」に使える。そのためポイントの付与と使用を通してみれば「プラスマイナスでゼロになるだけ」であり納税額には影響しないとした。

指摘を取り下げた国税局は、最後に「値引きであるということが分かるようにして欲しい」とした。
購入者が法人の場合ポイント分の値引きはどう仕訳するのであろうか。預け金?とでもするのであろうか、疑問が残る。