日大田中英寿理事長脱税容疑で起訴

起訴
日本大学前理事長の田中英寿容疑者が所得税法(脱税)違反の容疑で11月29日逮捕された事件で、東京地検特捜部は12月20日田中前理事長を同罪で起訴したと発表した。

田中理事長は計1億1820万円の収入を申告せず、計5200万円の所得税を免れたとされる。大半の現金は前理事長の妻が受取り、税務申告の役割も妻が担っていたという。
最終的には「妻からお金をもらったと後で聞かされた」と受領を認めた。特捜部は妻も共謀した疑いがあるとみて捜査したが、関与が従属的だったなどとして起訴は見送った。

お礼を伝えた録音された立場の弱い妻の声の証拠を取得し、その結果を受けて元理事長に自白を迫る東京地検の姿が目に浮かぶようだ。