東京国税局は6月25日、国税OBから現金12万円を受け取った幹部職員4名には戒告の懲戒処分、国税OBから約12,000円の飲食接待を受けたとした2名は厳重注意とした。
4名は東京国税局管内の税務署で署長、副署長、総務課長の立場にあった時期に「確定申告の陣中見舞い」として1回当たり2~3万円の現金を受け取った。
今までにも国税OBとのなれ合いや癒着で、税務調査等の情報漏洩、情報隠しなどで何度も事件がおこり、その度に国家公務員の倫理規定が厳しく指導され、利害関係者との金銭、商品券の授受や飲食をしない決まりになっていたはずなのに、なぜ繰り返されるのか。
元上司から誘われたりするとどうしても断り切れないのかもしれない。しかし、度が過ぎれば犯罪に巻き込まれ、将来の出世や老後の退職金を棒に振ることになってしまう。
税務職員、特に幹部は十分に注意して対処してもらいたい。
国税OBから現金や飲食接待受けた国税局幹部6名処分
