かんぽ生命の不適切保険販売が18万件に

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かんぽ生命保険の不適切販売が、当初発表した5年間で計93,000件から計183,000件に倍増したことが分かった。

最も多い不適切販売は、保険料の二重払いが70,000件でトップ。
これは顧客が保険を乗り換える場合、旧契約を解約する前に新契約を結び、二重の保険料を払う不利益が生じていた。
保険契約を乗り換えなくても特約追加で対応できたケースは25,000件に増加した。
予定利率が低い保険への乗り換えで不利益を受けた契約は20,000件と判明した。
その他、旧契約の解約後病気などの理由で新契約に乗り換えできなかった事例などは19,000件に増加した。

かんぽ生命保険は約2,900万件の全契約者に手紙を送って契約内容を確認するといっているが、そもそも契約者は外交員に勧められて、保険契約の内容すら良くわからずに加入しているので、何が不適切かもわからないケースが数多くあるのではないか。

巨大かんぽ生命のコンプライアンスが整うまで、保険の販売を中止し、悪質な保険販売資格者の登録抹消を含む厳しい対応が望まれる。