相続税への理解と、家族との深い絆を

タウンニュース連載記事 2020年7月30日(金)

全国でセミナーや講演などを務め、タウンニュースで連載コーナーを担当する西山税理士は、年間数十件の相続案件を扱う専門家。 最近特に依頼が増えている「相続」ついて現状を聞いた。
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相続で多いのは「相続税がどの位かかるのか」「誰に財産を分けたらいいか」「納税資金は足りるか」等。

相続には様々な特例があり、要件を満たすか否かで相続税が大きく変わるという。
しかしその仕組みを十分理解せず、悪質な営業マンに節税対策にと高額な不動産を買わされ、逆に多額の相続税を支払う羽目になった裁決事例や判例も。

西山氏は「親から子孫への有効な生前贈与、実家の土地の有利な相続など、まず制度の把握を」と話す。
顧客の財産を守る税理士として、西山氏は「親子の絆も重要。たまには食事会をしたり、就職祝、結婚祝、出産祝、入学祝などを贈るのは嬉しいもの。 住宅資金の他、教育資金や結婚・子育て資金の贈与制度を利用するのもアリです。 子や孫の要望を聞き援助するのも家族の喜びです。」